タオルの黒ずみをとる方法は?【原因・対策・解決策】

「タオルの手を拭く部分がすぐ黒ずむ…」

「柄や色は消さずに、黒ずみだけ取りたい!」

このように思ったことはありませんか?

今回は、タオルの黒ずみを消す方法について調べました。

この記事を読んでわかること

  1. どうしてタオルは黒ずんでくるの?
  2. タオルが黒くならないためにはどうしたらいい?
  3. タオルの黒ずみを消す方法

1.どうしてタオルは黒ずんでくるの?

タオルが黒ずむ理由はいくつかあります。

①微粒子汚れの蓄積

毎回の洗濯で汚れを落としているようで、実は落ちきっていないことがあります。

タオルの構造として、洗濯水と一緒にほかの洗濯物から出た汚れや色素を吸収し、タオルの中の方に入り込んでしまうためです。

洗濯石鹸の節約などで少なめに使用していると、汚れを十分に落とすことができず、蓄積してしまいます。

また、外干しする場所によっては、外気に含まれるほこりや塵が付着してしまうこともあります。

こうしたマイクロレベルの汚れの蓄積によって、タオルが全体的に黒ずんでしまうことがあります。

②洗濯石鹸や柔軟剤の溶け残り

洗濯石鹸や洗剤をたくさん入れるほど汚れは十分に落ちそうですが、実際にはそんなことはありません。

洗濯石鹸のパッケージに表示されている分量が最も効率的に汚れを落とせる量であり、それ以上入れてしまうと十分にすすぎきれずに、汚れを含んだ石鹸がタオルに残留してしまいます。

また、柔軟剤も適量以上に使用すると十分すすぎきれずに残り、次に洗濯するときに溶けだして、洗濯石鹸の汚れを落とす効果を阻害してしまいます。

それだけでなく、柔軟剤は繊維をコーティングすることでやわらかい感触にするものなので、毎回の洗濯で使用していると毎回落としきれなかった汚れごとコーティングしてしまうことになります。

③黒カビ

タオルを使用し、濡れた状態が長く続くと黒カビが発生してしまいます。

そもそもタオルは吸収性が高いことに加え、使用後は水分だけでなく皮脂などのカビのエサとなる汚れも付着しているため、カビが喜んで繁殖してしまう環境が整っています。

濡れたタオルを通気性の低い場所に置いておいたり、洗濯機の中に放置していたりすると、黒カビが発生する可能性があります。

手を拭く部分のみ黒ずんでいる場合などは、黒カビが原因である可能性が高いでしょう。

④ほかの濃い色の洗濯物からの色移り

濃い色の洗濯物は洗うと色が溶け出ることがあります。

こうした洗濯物と白や淡い色のタオルを一緒に洗うと、少しずつ色が移って黒ずんでしまう場合があるので注意が必要です。

2.タオルが黒くならないためにはどうしたらいい?

以上のタオルが黒ずむ原因がわかると、おのずとその予防策は見えてきます。

①十分な水量で洗い、よくすすぐ

②洗濯石鹸は適量で

③適量の柔軟剤を、タオルの肌触りが気になってきたときだけ使用

④濡れたタオルはすぐ洗うor通気性の良い場所にかけておく

⑤洗濯物はなるべく淡色系、色物で分けて洗う

小さな積み重ねで、タオルが黒ずむのを防いで長く使うことができます。

3.タオルの黒ずみを消す方法

では、もしタオルが黒くなってしまったら、どうしたらよいのでしょうか?

【軽い黒ずみ①】固形石鹸でもみ洗いする

●方法:40℃程度のお湯でしっかり濡らし、黒ずみ部分に直接固形石鹸をつけて、もみ洗い。

 

●注意点:石鹸がタオルに残ると新たな黒ずみの原因に。しっかりすすぎ、そのあともう一度普段通りに洗濯機で洗うのも◎

【軽い黒ずみ②】粉末洗剤で洗う

●方法:タオルと、40℃程度のお湯に粉末洗剤を溶かしたものを洗濯機に入れ、洗濯する。

 

●注意点:粉末洗剤がタオルに残ると新たな黒ずみの原因に。しっかりすすぐ。

液体洗剤よりも粉末洗剤の方が洗浄力が高いそうです。

(確かに、洗濯槽の洗浄剤も液体より粉末のものを使ったときの方がきれいになったような…)

普段液体洗剤を使っていて黒ずんでしまった場合は、粉末洗剤を使用してみるのもよいかもしれません。

【頑固な黒ずみ①】酸素系漂白剤で浸け置き

●方法:バケツにタオルを入れ、45~50℃程度のお湯で浸し、酸素系漂白剤(と洗濯石鹸)を入れて、30分ほど浸け置きする。その後、水でしっかりすすぎ、普段通りに洗濯機で洗う。

 

●注意点:漂白剤や洗濯石鹸の量は表示通りに。

少し熱めのお湯で浸け置きするのがポイントです。

【頑固な黒ずみ②】煮洗い

浸け置き洗いでは黒ずみが落ちない場合、煮洗いしてみる方法もあります。

●方法:タオルが入るサイズの鍋に湯を沸かし、酸素系漂白剤と洗濯石鹸、または粉末洗剤、または重曹を溶かし、タオルを浸して10分ほど弱火で煮る。火を止めたらそのまま放置し、冷めたら水ですすぐ。その後、普段通りに洗濯機で洗う。

 

●注意点:漂白剤や洗濯石鹸、粉末洗剤、重曹は表示通りに。煮洗いはタオルの繊維が傷みやすいので、捨てる前の最終手段!

煮洗いは殺菌・消臭効果も期待できますが、生地を傷めやすく、色落ちもしやすいので、最終手段として試してみるのがよさそうです。

使った鍋をお料理に使う場合はよく洗いましょう!

【頑固な黒ずみ③】塩素系漂白剤で浸け置き(白いタオルの場合)

色落ちの心配のない白いタオルであれば、洗浄力の高い塩素系漂白剤の浸け置き洗いが可能です。

●方法:バケツにタオルを入れ、45~50℃程度のお湯で浸し、塩素系漂白剤を入れて、30分ほど浸け置きする。その後、水でしっかりすすぎ、普段通りに洗濯機で洗う。

 

●注意点:漂白剤の量は表示通りに。手などについたらすぐによく洗い流す。ほかの洗剤などと混ぜると有毒ガスが発生する場合があるので、必ず塩素系漂白剤単体で使用する。白い生地でも素材によっては変色する場合があるので、表示をチェック!

浸け置き中は室内の換気をしっかり行い、長時間すると生地が傷みやすいので30分以上は浸け置かないようにしましょう。

また、白いタオルでもものによっては変色する場合があります。(例:メラミン樹脂加工、日焼け止めが付着した生地、ポリウレタン含有生地、麻、絹)

まとめ 黒ずみの原因を診断し、対応を選択

今回はタオルの黒ずみについて調べてみました。

一言で黒ずみといってもさまざまな原因があり、それに対応した改善策をとらないと効果が得られないことがわかりました。

まずは黒ずみを発生させないように丁寧に使用することを心がけ、それでも黒くなってしまった場合は浸け置き洗いや煮洗いなど、試してみるのがよさそうです。

また、タオルは衛生的に保ちたいもの。半年に1回など、古くなったら雑巾などにして、新しく買い替えるのもよさそうです。

最後までお読みいただきありがとうございました。お役に立てればうれしいです!

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