今のうちにやっておこう!妊娠中期にすべきこと

つわりもピークを越えて少し動けるようになってくる妊娠中期。

この時期にすべきこと、しておいた方がよいこととは何でしょうか?

今回は、妊娠中期にすべきことについて調べてみました。

この記事を読んでわかること

  1. 妊娠中期とは
  2. 妊娠中期にすべきこと9選
  3. 妊娠中期にしておいた方がよいこと10選

1.妊娠中期とは

妊娠中期は14週~27週(妊娠4か月半~7か月)のことで、多くの場合ママとあかちゃんの状態が落ち着いてくる時期だそうです。

胎動を感じるようになり、おなかも大きくなってきます。

一般的に「安定期」と呼ばれますが、医学的な言葉ではありません(つまり、安全というわけではなく”比較的”安定しているよ、ということ!)。

2.妊娠中期にすべきこと9選

①バランスの良い食事を心がける

②適度な運動を心がける

③【妊娠線予防】全身の保湿をしっかりする

④【腰痛予防】姿勢に注意して、腹帯や骨盤ベルトを使う

⑤マタニティ用の下着をつける

⑥歯科検診を受ける

⑦おなかの中のあかちゃんに話しかけたり、音楽を聴いたりしてリラックスする

⑧仕事の引継ぎの準備をする

⑨出産・育児にかかわる手続きをする

①バランスの良い食事を心がける

妊娠中期にはつわりが落ち着いてくる人が多く、食べられるようになるので体重が増えがちになる時期だそうです。

あまり体重が増えすぎてしまうとママやあかちゃんの身体に負担がかかりすぎるため、体重管理はとても大切。

規則正しく、和食中心の栄養バランスの良い食事を心がけ、ママとあかちゃんの健康を守りましょう。

また、貧血予防のために鉄分を含む食材(小松菜や煮干しなど)を積極的に摂るのもよいそうです。

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②適度な運動を心がける

これから控えている出産や産後の育児では体力が必要です。

なので、体調がよければ今のうちから適度な運動で体力づくりが大切です。

とはいえ、妊娠中は体調が変化しやすいのであまり激しい運動は禁物。

以下のような運動がよいようです。

  • ウォーキング
  • マタニティヨガ
  • マタニティピラティス
  • マタニティスイミング など

適度に楽しく体を動かせる有酸素運動を、体調を見ながら心がけましょう。

③【妊娠線予防】全身の保湿をしっかりする

妊娠中期にはおなかが徐々に大きくなり、体重も増え始めます。

そのスピードがあまりに早いと、おなかやおしり、太ももなどの皮膚が引き伸ばされて妊娠線ができやすくなってしまいます。

そのため、予防のために体重管理も大事ですが、皮膚が伸びやすいように全身をしっかり保湿して肌を柔らかくしておくことが大切だそう。

大きくなるおなかだけでなく、サイズアップするバストや二の腕なども忘れずに!

一度できてしまったらなかなか消えない妊娠線…。

できないように全身くまなく、ボディクリームやオイルでこまめに保湿しておきましょう。

④【腰痛予防】姿勢に注意して、腹帯や骨盤ベルトを使う

お腹が大きくなってくるにつれ、知らず知らずのうちに体の重心が変化しやすく、反り腰になりがちになります。

そうすると、腰の筋肉が凝って腰痛が起こり、しんどい思いをすることに…。

反り腰になっていることに気づいたら姿勢を正すようにしましょう。

個人的には、腰をゆらゆらさせて腰の筋肉をほぐすようにするのも比較的いいような気がします…!

また、おなかの重さを補助する腹帯や、骨盤を支える骨盤ベルトを使うのもよいようです。

⑤マタニティ用の下着をつける

おなかやバストがだんだんと大きくなっていくると、今まで使っていた下着が苦しくなってきます。

そんなときには早めにマタニティ用の下着に変更すると、とっても快適に生活できます。

「妊娠期間という短い間しか使えないし、買うのはちょっと…」という方は、出産後も使いやすそうなものを購入してみてはいかがでしょうか?

下着が変わるだけで、案外ストレスなく居心地よく過ごせます!

⑥歯科検診を受ける

妊娠するとホルモンバランスやつわりによる食生活の変化により、むし歯や歯周炎のリスクが高まることがわかっています。

歯は、一度悪くなったら治療を受けなければよくならない臓器。

ママのお口の健康だけでなく、特に歯周炎はおなかの中のあかちゃんへの影響も研究結果で出ています。

つわりが落ち着いて安定期に入ったら、ぜひ歯科検診の受診をおすすめします!

妊娠中期であれば麻酔して治療することも可能ではありますが、気になるようでしたら麻酔なしでできるところまで治療し、産後にしっかり治すこともできますので、心配せず歯科医師の先生に聞いてみてください。

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⑦おなかの中のあかちゃんに話しかけたり、音楽を聴いたりしてリラックスする

だんだんとおなかの中のあかちゃんが成長し、耳が聞こえるようになってくるのがこの妊娠中期。

ママの声や外の音が聞こえるようになってくるそうで、論文によると

  • 20週あたり:音を感じ取れる
  • 26週あたり:大きな音に反応
  • 33週あたり:音楽などの複雑な音がわかる

とのこと。

妊娠最終週あたりになると、ママの声に対してあかちゃんが動いたり心拍数が増加したりと反応するようになるそう。

これは、ママだけでなく、よく知っている声にもみられる反応だそうで、パパもよく話しかけてあげるのがいいかもしれません。

「胎教としてクラシック音楽を聴くのがよい」と聞いたことがあるので、おなかの中にいる間に話しかけたり音楽を聴いたりすることがあかちゃんの発達に影響を及ぼすのか調べてみましたが、そのような研究結果を示した論文はわかりませんでした…(理系主婦調べ)。

ですが、ママのメンタルには非常によく作用するという研究報告はあり、いずれにしてもおなかの中のあかちゃんを意識して話しかけたり音楽を聴いてリラックスしたりすることはとても有益なようです。

⑧仕事の引継ぎの準備をする

大きいおなかで家事も仕事もしているママは本当に尊敬に値します…。

体調が少し落ち着いてきたこの頃に、産休に入る準備をしておきましょう。

妊娠後期になってくると、いつ出産になるかわからなかったり、おなかがより大きくなって動きにくくなったり、場合によってはつわりが再発したりすることもあるので、早めに仕事の引継ぎ準備をしておくのがおすすめです。

⑨出産・育児にかかわる手続きをする

妊娠中期にしておくべき手続きは以下の通りです。

  • 国民年金または厚生年金の免除申請
  • 国民健康保険または健康保険の免除申請
  • 自治体独自の出産お祝い金や子育て支援金の申請

妊娠・出産・子育ての期間中はなかなか仕事ができず収入が減ってしまうので、サポートしてくれる制度があります。

しかし、これらは向こうから何かお知らせがくることは少なく、自分で申請しなければ免除してもらえません。

ぜひ、体調が落ち着いた妊娠中期にこれらの制度の申請をしておきましょう。

3.妊娠中期にしておいた方がよいこと10選

①家の整理整頓、断捨離をする

②入院時に必要な物やベビー用品を調べる

③両親学級に行く

④バースプランを考える

⑤産後ケアサービスを調べる

⑥保育園を調べる

⑦名前を考え始める

⑧外食を楽しむ

⑨美容院に行く

⑩マタニティ旅行に行く

①家の整理整頓、断捨離をする

あかちゃんが生まれるとつきっきりでお世話をすることになるので、家事などをゆっくりすることができなくなります。

生まれた後の生活を想像しながら、今のうちに家の整理整頓をして、あかちゃんのお世話をしやすい環境に整えておくとよさそうです。

また、ベビー用品などあかちゃんの物が非常に増えるので、今のうちに断捨離を行い、家の中の物を減らしておきたいですね。

②入院時に必要な物やベビー用品を調べる

入院時には産院で用意してくれるものもありますが、前開きのワンピース型パジャマや産褥ショーツなど、自分で用意すべきものを提示されます。

産院で説明があったら、どんな商品があるのか、自分にとってどれがよいか(好きな柄、素材)調べ始めましょう。

授乳に適したものなど、なるべく退院後も使いやすいものを選ぶと長く使うことができますし、自分の好きなかわいいものを選ぶと気分が上がります。

また、あかちゃんが生まれたら必要になるベビー用品は、本当にたくさんあります。

初産だとベビー用品の名前も初めて聞くものばかり(短肌着やロンパース、ベビーカーのA型・B型など)で、ベビー用品の用語を覚えるのも大変です。

また、抱っこ紐などはおなかが大きくなってからだと試着がしにくくなってしまいます。

商品も本当にたくさんあるので、どういったものがよいのかリサーチに非常に時間がかかりました…。

体調が落ち着いたら、早めにリサーチにとりかかることをおすすめしたいです!

③両親学級に行く

両親学校では、プレママ・プレパパ向けにあかちゃんの着替えやおむつ替え、沐浴などの仕方を教えてくれます。

産院で開催されている場合もありますし、ミキハウスやfamiliarなどのベビー用品メーカー開催のもの、市区町村で開催されているものもあります。

メーカー開催の両親学校は参加費用がかかるようです。

我が家は産院で開催されている両親学校は曜日が合わなかったので、市区町村で開催されているものに夫婦で参加しました。

ほとんどはご夫婦で参加されていましたが、ご主人が急に仕事で来られずプレママさんおひとりで参加されている方もいらっしゃいました。

内容は、座学のあとにあかちゃんのお人形を使って着替えとおむつ替えを教えてもらい、帰りにはおむつのサンプルのおみやげをいただきました。

グループワークで自己紹介の時間があったのがちょっと負担でしたが💦、産後の生活が少し想像でき、夫婦で話し合うきっかけにもなり、あかちゃんのお世話についての不安が軽減できて、参加できてよかったと思います。

④バースプランを考える

バースプランとは、どのようなお産にしたいか、出産時の環境やケアなどについての希望や事前の計画のことです。

たとえば、

  • 夫に立ち会ってほしい
  • 好きな香りのアロマを焚きたい
  • 出産時の痛みを和らげるような呼吸法を教えてほしい
  • なるべく会陰切開はしたくない
  • 産後の母乳育児について教えてほしい

など、出産から入院中の過ごし方まで、自分の希望がある場合はそれらをまとめておきましょう。

医療機関によってはすべてを叶えられないこともありますが、自分の理想のバースプランを考えて伝えておくと、いざという時に安心してお産に臨めるのではないでしょうか。

⑤産後ケアサービスを調べる

友人の先輩ママたちに「やっておいた方がいい!」と勧められたのがこの産後ケアサービスの事前調査。

産後ケアサービスとは、産後のママの身体的・精神的回復のサポートや授乳・育児の不安解消、あかちゃんの発育チェックなどを目的とした支援サービスのことです。

宿泊や日帰り、訪問などの方法があり、市区町村によるものだけでなく民間によるサービスもあります。

また、市区町村によっては産後ケアサービスの助成が受けられ、そのためには申請が必要な場合があります。

産後はあかちゃんのお世話でバタバタするので、事前に調べて申請しておくと安心です。

⑥保育園を調べる

産後に職場復帰を考えているプレママさんは、あかちゃんを預かってもらう保育園について考え始めましょう。

あまりおなかが大きくなってからだと、保育園見学も大変です。

あかちゃんがいながら仕事を始めるときの生活を想像しながら、どこの保育園にするか、いつから入園するのか、考えておくとよさそうです。

⑦名前を考え始める

妊娠中期になるとあかちゃんの性別がわかります。

わかったら少しずつ名前を考え始めるのがよさそうです。

あかちゃんの名づけの本はたくさん出ているので、本屋さんや図書館などで調達してみてはいかがでしょうか。

名前は生まれてくるあかちゃんが一生使う、パパママからの初めての贈り物。

夫婦であれこれ話し合う時間もとてもいいものです。

⑧外食を楽しむ

これも、友人の先輩ママにおすすめされたことのひとつ。

あかちゃんが生まれたらしばらくはゆっくりと温かいご飯を食べることが難しくなるようです。

たとえば、

  • おしゃれなカフェ
  • 麵がのびやすいラーメン
  • カウンターのあるお店
  • コース料理や鉄板料理
  • 行ってみたかったお店

など。

カフェで一人時間を満喫するのでもよいですし、子連れでは行きにくいお店へ夫婦で行っておくのもよいでしょう。

⑨美容院に行く

妊娠中期には、美容院に行って産後の生活がしやすいような髪型にしておくこともよさそうです。

つわりが落ち着いて美容院のにおいなどが大丈夫そうであれば、まだおなかがそこまで大きくない間に行っておくと、横になって髪を洗ってもらうのもそこまでしんどくなくしてもらうことができます。

わたしは産後に自分の時間をとるのが難しくなるだろうと思い、ドライヤー時間短縮のため20年ぶりくらいにボブくらいの長さに切ってもらいましたが、産前でもとてもよかったです。

妊娠後期に近づくにつれおなかが大きくなり、毎日のシャンプーも大変になってくるからです。

扱いやすいようにストレートパーマをあてる方もいるようですね。

⑩マタニティ旅行に行く

体調に問題なく、主治医の先生から許可が下りたら、近場でマタニティ旅行に行くのもよいかもしれません。

その際は決して無理はしないこと!

あまりスケジュールを詰め込みすぎず、体調優先でゆったり旅行を計画しましょう。

また、万が一旅先で何かあったときのことも考えて、近くの産院を調べておくのも大切です。

残り少ない夫婦2人の時間を満喫できると、とてもいい思い出になります。

まとめ 体調が落ち着く妊娠中期はやることいっぱい

この時期にやるべきこと、やった方がよいことを調べてみるとたくさんありましたが、「ゆっくり無理せず」が一番です。

人生でなかなかないこのマタニティ期間を、おなかの中のあかちゃんとご主人と楽しく穏やかに過ごしたいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。何かお役に立てたらうれしいです!

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