ここ2年くらいで、仕事のストレスから(と思っている)白髪が出てきて、いまさらながら「きれいな髪を育てる」ことに意識が向き始めました。
理系的思考により、「まずは髪のプロが言っていることを学ぼう!」と思い、髪に関する本を数冊読んでみました。
そこで今回は、本を読んで、きれいな髪になるために個人的に実践しよう!と思った7つのことについてご紹介していきます。
きれいな髪になるために実践したいこと7選
- 夜シャンプーする
- トリートメントよりシャンプーにお金をかける
- 首元の髪の毛で泡立てる
- 髪を洗うときは下を向かない
- 髪というより頭皮を洗ってマッサージ
- ドライヤーは根元から、上から下へ
- 美容院ではなりたい雰囲気を伝える
1.夜シャンプーする
みなさんは朝シャンプー派ですか?それとも夜シャンプー派ですか?
きれいな髪を手に入れるためには、実は夜シャンプーの方がいいそうです。
なぜなら、就寝して数時間後の”ゴールデンタイム”に髪は伸びるため、その時に頭皮が汚れていたり皮脂で毛穴が詰まっていたりすると健康的な髪が生えてこれないからです。
また、朝シャンプーしてしまうと、寝ている間に分泌した皮脂がすべて洗い流され、髪や頭皮がむき出しになった状態で紫外線や風などの刺激にさらされることになり、髪が傷みやすくなってしまいます。
したがって、夜のシャンプーできれいな髪が伸びてくる下地を整えるのが大切です。
ちなみに、朝のブラッシングにより、夜のうちに分泌された皮脂で髪全体をカバーされ、つやを出すことができることもあるそう。
しかし、場合によってはブラッシングは摩擦を増やす行為となり、むしろ髪を傷めてしまうことも。自分にはブラッシングが必要か、どんなブラシがあっているか、美容師さんに聞いてみましょう。
2.トリートメントよりシャンプーにお金をかける
もちろんシャンプーとトリートメントの両方にお金をかけられるなら、その方がいいそうですが、なかなかそうもいかなかったりしますよね。
その場合は、シャンプーにお金をかけるのがいいそうです。
髪は血管や神経の通っていない死んだ細胞。言ったらトリートメントは死んだ細胞に対して働くのに対し、シャンプーは生きた頭皮に働くもの。
きれいな髪が生えるための土台(頭皮)への投資の方が重要です。
ちなみに、日本のオーガニックの表記はあまり基準がなく、あてにならないそう。
オーガニックを使用したい場合は、基準が厳しいイタリアやフランスのものを購入するのがいいですね。
また、シリコンも必ずしも悪くないそうで、もともと日本のシャンプーは昔からノンシリコンのものが多かったのだとか。
ノンシリコンが強調され始めたのは商業的な戦略とのこと。
しかも、ノンシリコンシャンプーとセットになっているトリートメントには、たいていシリコンが入っているそうです。
シリコン、ノンシリコンについて詳しく知りたいときはこちら。
ノンシリコンシャンプーって本当にいいの?【シャンプーの種類とメリット・デメリット】
3.首元の髪の毛で泡立てる
多くの場合、”カチューシャゾーン”や”ザビエルゾーン”で泡立てると思います(こんな言い方があるんですね…)。
しかし、これらの部位は解剖学的には筋肉がなく「腱」と呼ばれる組織で、血管が少ない部分です。
つまり、血流が少ないので栄養分が行きわたりにくく、髪も薄くなりやすいゾーン。デリケートに扱ってあげたいゾーンなので、この部分であまりごしごしするのはよくありません。
一方、首元の頭皮は血流が豊富であり、紫外線などの刺激も少なく、比較的健康な部分。
したがって、首元の”元気な”部分でシャンプーは泡立てた方が、髪を守ることができます。
4.髪を洗うときは下を向かない
シャンプーするときは下を向いて、後ろの髪をばさっと全部前に持ってきて洗っていたのですが、そうすると顔の肉が重力に負けますと書いてあってハッとしました。
どんな時も、小さな積み重ね、小さな注意が大切ですね。
眠るときの姿勢も同じかもしれません。
簡単にできることなので、気をつけて実践していきましょう。
5.髪というより頭皮を洗ってマッサージ
シャンプーのときに髪をごしごししたり、手ですり合わせるように洗ったり(拝み洗い)している人も多いのではないでしょうか。
髪は濡れるだけで傷み、その状態で摩擦することは非常に髪が傷む行為です。
しかし一方で、汚れた頭皮はしっかりと洗い流してあげなければ、きれいな髪は生えてきません。
したがって、シャンプーは髪を洗うというよりも、頭皮を洗うようにしましょう。
日中に緊張やストレス、様々な刺激で血流の悪くなった頭皮を、シャンプーしながらマッサージしてあげるのも非常に良いでしょう。
6.ドライヤーは根元から、上から下へ
頭皮側から毛先側に向けて、キューティクルが魚のうろこのように並んでいます。
このキューティクルが大切で、髪を乾かすときに下から上にドライヤーをあててしまうとうろこがはがれてしまい、髪がばさばさになってしまいます。ドライヤーは必ず上から下へ、キューティクルの向きに沿ってあてるのが正解です。
また髪は、根元の方が健康な髪が多く、健康な髪は水分量が多いです。つまり、毛先より根元の方が乾きにくいと言えます。
根元から乾かすようにすると、根元の髪が乾くころには毛先もほとんど乾いてきていると思います。それはすなわち、毛先に余計に熱を与えずに済むということ。
ドライヤーは上から下に向けてあてて、根元から乾かす。これが髪を健康にきれいに保つ秘訣です。
ちなみに、わたしは変なうねりのある髪があったり(全部ではない)、雨の日はうねりがひどくなって髪が爆発したりするのですが、こんな症状はドライヤーのかけ方が間違っていることが原因だそうです。
くせ毛は仕方がないと思っていましたが、本当のくせ毛は根元からうねりがあるそう。
わたしのように根元はまっすぐなくせ毛の人は、髪が傷んでいたり、傷んでいるから湿気の影響を受けやすく雨の日にうねりが強くなったりするそうです。
そうだったのか!くせではなく、傷んでぱさぱさだったのか!
ということは、これからキューティクルを丁寧に扱うようにすれば、改善できるんだ~😊
7.美容院ではなりたい雰囲気を伝える
わたしはいつも美容院に行くと、「おまかせで」と言っていました。
具体的にこんな髪型になりたいというイメージもないし、雑誌のモデルさんのようにきれいにスタイリングできる気もしないし、朝そんな時間ないし…。
そうすると出来上がるのは、いつもと同じ見慣れた髪型。
傷んだ毛先はなくなってきれいにはなるのですが、どこか「変わりたいけどいつも同じになってしまうなぁ」とちょこっと不満が残る。
同じような方、多いのではないでしょうか?
「素敵なモデルさんや女優さんの写真を持っていくなんて恥ずかしい…(これに近づけて、なんて言ってすみません)」みたいな。
しかし、美容院で「おまかせで」という人は、病院で症状(悩み)を伝えずに「どんな薬でも出してください!手術でもなんでもしてください!おまかせで!」という人と同じだそうです。
なるほど、これでは医師は何もできません。美容師さんは無難な髪型にしかできないでしょう。
美容師さんに伝えるべきは、「こうなりたい自分」だそうです。
髪質や顔型は、プロなので美容師さんは見たらわかるそうです。しかし、「ふんわりかわいいショート」になりたいのか、「かっこいい凛としたショート」になりたいのかは、こちらから伝えないとわかりません。
どんな雰囲気になりたいのか。これを伝えるのに写真を数枚持っていくのが一番伝わりやすいそうですが、言葉だけでもどんな自分になりたいのか伝えるのとそうでないのとでは全然違います。
「そうは言ってもなぁ…(恥ずかしいよなぁ)」と思ったあなた!(わたしです(笑))
そんなときは、理由をつけて話すといいそうです!
- 春になって大学生にもなるので、ふんわりかわいい感じのショートにしたいんです!
- 仕事で髪を結ばなければいけないので長さは結べるくらいで、仕事の後輩も増えてきたので親しみのある優しい、おしゃれな感じで!
- まわりに年下のママ友が多いので、若いけれど落ち着きのある感じの髪型がいいです!
などなど…。
確かに、ちょっと言い訳がましいけれど(笑)、そこは美容師さんに優しい目で見ていただいて、これならどんな髪型にしたいか雰囲気をちゃんと伝えられる気がします。
みなさんも次に美容院に行く際には、ぜひ試してみてください!
まとめ もっと大事に髪を扱ってあげる
佐藤友美さんの著書を読んで、個人的にぜひ実践したいと思った7つのことをご紹介しました。
今まで「髪の毛なんて伸びるし…」と思って、どんなに適当に扱っていたか反省しました。
死んだ細胞だけれども、いずれ切ってしまうけれども、頭皮も髪も大事に丁寧に扱ってあげることは、自分を大事に扱うことになるんだと、考えが変わりました。
ちなみに、今の悩みの種である白髪について学んだことをいくつか。
- 白髪はメラニンという黒い色素が根元の細胞で作られなくなってしまったもの
- メラニンが作られなくなった原因がストレスである場合のみ、再び黒くなる可能性がある
- 色素がない分、軽く水分量が少ないので、固くうねりやすい(目立つ💦)
ストレス性の白髪でないと、元に戻らないのか…?
でも、あの有名な「きんさんぎんさん」のぎんさんがテレビに出るようになり、真っ白な髪が黒くなったという話もあります(写真を探しましたが、確かにうっすら黒くなっている部分もあるような…?)。
わたしがいつも行っている美容院の、美容オタクのような美容師さんは、10年以内なら白髪が黒くなる可能性はあるとおっしゃっていました。
白髪については理系主婦らしく論文をまた調べてみたいと思います!
髪のことについて、もっと詳しく知りたい方はぜひ本を手に取ってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。何かのお役に立てればうれしいです!