桜も咲いて、いよいよ春到来ですね。
冬のあいだ家に閉じこもり、「気づいたら少し太っていた」「むくみやすくなった」という人はいませんか?
それ、もしかしたら血行不良によるものかもしれません!
新学期や入学式、入社式など、様々なイベントがある春。暖かくなってお出かけする機会も増えるでしょう。
そんな春こそデトックス。血流改善して不調を整え、春を満喫しましょう!
この記事を読んでわかること
- 血流って何?
- 血流が悪くなるとどうなるの?
- 血流を悪化させるもの
- 血流を改善する方法
1.血流って何?
血流とは血液の流れのことで、血行ともいいます。
この血流によって栄養や酸素を全身に運び、体のあちこちで生じた老廃物もまた運びます。
つまり、健康のために体に良いものを食べても血流が悪ければ全身に栄養を運べませんし、老廃物をうまく排泄できず美容にもよくありません。
血流は健康と美容にとって最も重要と言えるかもしれません。
2.血流が悪くなるとどうなるの?
毎日の健康のために、またきれいな肌や髪など美容のために、栄養をしっかり摂ることと老廃物をしっかり出すことが重要です。
そのために欠かせない血液ですが、その血液の流れが滞ると次のような様々な症状が現れます。
- 太りやすい
- むくみやすい
- 疲れが取れない
- 眠れない
- 肌が荒れる
- 手足が冷えやすい
- いらいらする
- 落ち込みやすい
- 免疫力が下がる
いくつ当てはまりましたか?
わたしは当てはまる項目がいくつもあって、今までなかったのに最近感じていた症状もあり、ハッとしました…。
また、血液を送り出す心臓から最も遠い部分、例えば手足などは末梢と呼ばれますが、末梢の毛細血管まで血液が行き届かなくなります。そうすると、毛細血管自体が減少し、ますます血流が悪化してしまうという悪循環に陥ります。
3.血流を悪化させるもの
では、血流を悪化させる原因には何があるのでしょうか?
- 運動量の低下
20歳以上の日本人を対象にした最近のある調査によると、1日のうちで座っている時間は平均8.9時間にも及ぶそうです。
運動量が少ないと全身に運ぶ酸素が少量で済み、身体は血流を増加させる必要がありません。
社会人になると特に運動量は低下すると考えられます。
- 極端な水分摂取量の減少
職種によっては、仕事中に水分を取ることがままならない人もいるのではないでしょうか。
あまりにも水分摂取量が少ないと血液がドロドロになり、流れにくくなります。
特に年齢が上がると脱水傾向にある人が多いそうです。
- 生活リズムの乱れ
不規則な食事時間、睡眠不足、食事内容の偏り、朝食を食べない…。これらのことはいたるところで健康や美容によくないと聞く事柄です。
あまりにも生活リズムが乱れていると、自律神経が乱れ、血流障害が起こります。
お休みの前日は深夜まで飲んで、翌朝はお昼過ぎまで寝て…といったことは、生活リズムを壊してしまう原因となってしまいます。
- ストレス
ストレスには精神的ストレスと身体的ストレスがあります。
現代社会に生きるわたしたちには、残念ながらストレスはつきものと言えるかもしれません。
人はストレスを感じると交感神経が優位になり、血管が収縮するため、血流が滞りやすくなってしまいます。
- 気温の低下
外気温が寒いと末梢血管が収縮し、血流が悪化します。
冬の寒い日だけでなく、真夏の暑い日でも室内では冷房がよく効いていたりするので、血の巡りが悪くなりがちです。
4.血流を改善する方法
- 身体を動かす
座っている時間や寝転んでいる時間が長いと、血流は滞ってしまいます。
そのため、意識的に身体を動かすことが大切です。
たとえば、
- ジムに通う
- ウォーキングに出かける
- ストレッチをする
- マッサージをする
- 家事をしながらかかとを上げ下げし、ふくらはぎの筋肉を動かす
- ドライヤーをかけながらスクワットする
- 一駅手前で降りて歩く
- エレベーターやエスカレーターの代わりに、階段を使う
自身の生活スタイルに合わせ、できる範囲でやってみましょう。
- 水分を摂る
水分補給を心がけることは、血流の改善に役立ちます。「のどが渇いたな」と思ったときには、もうすでに脱水傾向にあるサインです。
特に、就寝前後、運動の前後、入浴の前後、飲酒後に意識的に水分を摂りましょう。
しかし、飲み物ならなんでもOK!というわけではありません。以下の飲み物は利尿作用があるため、むしろ水分が出て行ってしまいます。
利尿作用のある飲み物
- お酒
- 緑茶
- 紅茶
- 番茶
- ほうじ茶
- ウーロン茶
- ジャスミンティー
- コーヒー
アルコールやカフェインは利尿作用があるので、注意が必要です。ジャスミンティーは緑茶にジャスミンの花の香りをつけたものです。
水分補給におすすめなのは、以下の飲み物です。
利尿作用のない飲み物
- 水
- 白湯
- 麦茶
- ハーブティー
- ルイボスティー
コーヒーが好きな人には、たんぽぽ茶(たんぽぽコーヒー)もいいかもしれません!
カフェインの有無については、お茶の木から採れるかそうでないかで簡単に覚えることができます。
- 生活リズムを整える
生活リズムを整えるには、多くの場合自分を律する必要があり、とても難しく感じるかもしれません。
しかし、肌荒れや疲れ、気分の落ち込みなど冒頭にあげた症状があるなら、必ず取り組まなければいけません。
たとえば、
- 朝食をしっかり摂る(動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の両方を摂ることが大切)
- なるべく同じ時間に食事をする
- お肉、お魚、お野菜、キノコ、海藻など、バランスよく食べる
- 質の良い睡眠を十分とる(目安:6時間以上)
などを心がけましょう。
- ストレスを溜めない
日々の生活や仕事など、気づかない間にもストレスはかかっています。
1日の中でほんの少しでも、ほっとできる居心地のいい時間を作り出すようにしましょう。
ストレス解消方法の例
- 仲のいい人に会う
- 深呼吸をする
- 自然に触れる
- 笑える映画や本などに触れる
- 趣味の時間を楽しむ
- 身体を温める
たとえ外が寒くても、なるべく身体を温めて血流を促進しましょう。
- 冷房の温度を下げすぎない
- 3つの首を温める(首、手首、足首)
- 暖かい洋服を着る(上着を羽織る、もこもこ靴下をはく)
- 湯船につかる
また、飲食物でも注意が必要です。身体を冷やすものは控えるようにしましょう。
身体を冷やす飲食物
- 甘いもの
- 脂質が多いもの
- 冷たいもの
反対に、身体を温めるような効果のある飲食物を摂ることが大切です。
身体を温める飲食物
- シナモン
- 生姜
- 大根、にんじん、ごぼうなどの根菜
- 温かいもの
まとめ 血流の悪化はさまざまな症状を引き起こす
健康や美容に必要不可欠である栄養や酸素を運ぶ血液。
しっかり流れないと老廃物が体内に溜まり、さまざまな症状を引き起こす可能性をご紹介しました。
外からどんなにいいものを摂取しても、それを利用できなければ効果が出ることはありません。
何気なく感じていた不調も、もしかしたら血行不良が原因かも?
春こそしっかり血流改善して栄養を運び、老廃物を排出する力をつけましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。何かのお役に立てればうれしいです!