原付バイクの車検や法定点検は?メンテナンスの頻度など

自動車に比べて原付バイクは手軽に所有できるので、持っている方も多いのではないでしょうか?

我が家も主人が使っています。

が、車のように車検や法定点検などは、法律で決められているのでしょうか?メンテナンスって頻度とかどうなってるの?と、その管理についてよくわからなかったので、調べてみました。

  1. 原付バイクとは?【定義】
  2. 原付バイクの登録不要、ナンバー交付のみ必要
  3. 原付バイクの税金は?
  4. 車検や法定点検は必要ない
  5. だからといって何もしなくていいわけではない【メンテナンスしよう】

1.原付バイクとは?【定義】

原付バイクは、

  • 道路交通法(道路交通について規定)
  • 道路運送車両法(車を安全に使用するための規定)

によって定義が異なります

道路交通法では、

  • ~50cc     原動機付自転車(原付)
  • 50超~400cc 普通自動二輪車(普通二輪)
  • 400cc超   大型自動二輪(大型二輪)

したがって、同法では50cc超から「自動車」となり、運転免許の種類もこれと同じ区分になっています。

一方、道路運送車両法では、

  • ~50cc     第一種原動機付自転車
  • 50cc超~125cc  第二種原動機付自転車
  • 125cc超~250cc 二輪の軽自動車(軽二輪)
  • 250cc超      二輪の小型自動車(小型二輪)

となっていて、125cc超から「自動車」扱いになっています。

 

2.原付バイクは登録不要、ナンバー交付のみ必要

車両の登録については、道路運送車両法により定められています。

同法によると、自動車は登録しなければいけませんが、バイク(~125cc)は登録の対象外となっています。

しかし、地方税法によりナンバーの交付は受けることになっています

【場所】近くの市区町村役所の市民税課

【必要なもの】

  • 販売証明書または廃車申告受付書または譲渡証明書
  • 印鑑
  • 身分証(免許証など)

 

3.原付バイクの税金は?

総務省のHPより、現在は

  • 90cc      2,000円/年
  • 90cc超~125cc 2,400円/年

となっています。

 

4.車検や法定点検は必要ない

道路運送車両法の中で、自動車に対して車検や法定点検が定められています。

しかし、原付バイクはこれまで見てきた通り自動車の区分ではないので、車検や法定点検は必要ありません。

 

5.だからといって何もしなくていいわけではない【メンテナンスしよう】

車検や法定点検の義務がないからといって、何もせずに使用していると、安全面で不安になりますよね。

メンテナンスはどのようにしたらよいのでしょうか?

 

  • タイヤの空気圧チェック(月1回)

給油のついでに、タイヤの空気圧をチェックしておきましょう。だいたい月1回、あまり乗らない人でも2~3か月に1回程度、確認しましょう。

ガソリンスタンドにある空気圧を測る機械でチェックし、足りないようなら空気入れを借りて空気圧を適正に保つ必要があります。

空気入れは基本的には無料で貸してもらえますが、費用がかかる場合も200~300円程度のようです。

原付バイクのタイヤの空気圧は、足りないまま乗っているとパンクのリスクとなってしまいます。パンクしてしまうとタイヤを買い替えなければいけません。

また、空気の入れすぎは乗り心地が硬くなり、でこぼこ道での弾みが大きくなって転倒のリスクが高くなります。

適正な空気圧は原付バイクの種類によって異なり、多くの場合車体に貼ってあるシールに書いてあるようです。

 

  • オイル交換(半年に1回)

バイクのエンジンはいろいろな部品が高温の中で激しく動いており、その潤滑や冷却、ごみの除去などを担っているのがエンジンオイルだそうです。

なので、オイルが入っていなかったり汚れて劣化していたりすると、エンジンの故障につながるので注意が必要です。

目安は半年に1回、よく乗る人は3,000~5,000kmくらいで一度オイル交換した方がいいでしょう。

また新車の場合、エンジン部品から金属カスがたくさん出やすく、エンジンオイルが汚れやすいため、1,000km程度で交換するのがおすすめだそうです。

相場は、50cc以下の場合、1,000~1,500円程度のようです。

 

  • オイルフィルター(オイルエレメント)交換(年1回)

オイルフィルターとは、オイルの汚れをろ過するためのフィルターのことです。

オイルエレメントとは、オイルフィルターの中のろ過紙のことです。

フィルターごと交換が必要な場合もあれば、エレメントのみ交換する場合もあります。

相場は、50cc以下の場合、2,000~4,500円程度のようです。

 

  • エアフィルター交換(走行10,000kmごと)

エアフィルターとは、吸気のごみや汚れをろ過するためのフィルターのことです。

このフィルターが汚れたり劣化したりしたまま原付バイクを使用すると、エンジンの不調や燃費不良につながり、よくありません。

だいたい走行10,000kmを目安に交換するのがよいようです。

また、相場は1,000~2,000円程度のようです。

 

以上が主に点検すべき部分と目安頻度です。

原付バイクの点検は、バイクショップ(ディーラー)やバイク用品店、ガソリンスタンド、民間の整備工場でしてもらえるそうです。それぞれのメリットデメリットは、自動車の場合と同様なので、「車検の頻度や相場はどのくらい?どこで受けられる?」も参考にしてみてください。

 

まとめ 車に比べて原付バイクは管理しやすい

マニアックな知識ではありませんが、原付バイクの基本を知ることができました。

自動車は車検や法定点検があり、税金なども家計を圧迫しやすいですが、原付はそれに比べるとかなりお手頃で所持・管理しやすいですね。

点検の義務はありませんが、しっかりと定期的にメンテナンスを行い、安全に活用していきましょう。

何かのお役に立てればうれしいです!最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

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