春の味覚、たけのこのおいしい季節になりましたね!
先日、初めて(!)水煮ではないたけのこを買ってみました。
「たけのこのアク抜きって大変そう…」と思っていましたが意外と簡単にできたので、今回はたけのこのアク抜きについてご紹介します!
この記事を読んでわかること
- 採りたてのたけのこはアク抜き不要
- おいしいたけのこの見分け方
- たけのこは買ったらすぐアク抜きする
- たけのこのアク抜き【かかる時間】
- たけのこのアク抜き【下準備】
- たけのこのアク抜き6選
- たけのこの保存方法
1.採りたてのたけのこはアク抜き不要
たけのこは収穫直後はアクがあまりありません。
したがって、たけのこ掘りをしたり、採りたてのたけのこをもらったりしてすぐに食べる場合、アク抜きは不要です。
しかし、収穫して時間が経つにつれてアクは出てきますので、購入したたけのこは基本的にアク抜きが必要になります。
2.おいしいたけのこの見分け方
スーパーなどでたけのこを買う際は、以下のポイントを参考にして選びましょう。
- 切り口が白く、みずみずしい
- 穂先が緑色になっていない
- 皮がつやつやしている
- もったときにずっしり重い
- 根元のつぶつぶの色が薄く少ない
- 底の断面が楕円形
3.たけのこは買ったらすぐアク抜きする
前述の通り、時間が経てば経つほどアクが出てきてしまいます。
買ったらなるべく早くアク抜きしてしまう方がよいでしょう。
4.たけのこのアク抜き【かかる時間】
所要時間はおよそ1時間程度です。
1時間ほど茹でた段階で、一度根元の太い部分を竹串で刺し、すっと通るようならOKです。
たけのこの大きさにもよりますが、この時まだ固いようなら、茹でる時間を延長してください。
5.たけのこのアク抜き【下準備】
たけのこは皮付きのまま茹でていきます。
①土を洗い流す
土がついたままの場合は、なるべくきれいに洗い流します。
②外側の皮2~3枚をむく
土がたくさんついている外側の皮に限り、2~3枚ほどむいてOKです。
しかし、それ以上はむかずに残しておきます。
皮がついたまま茹でる理由
- たけのこの旨味を逃がさないため
- ゆっくり火を入れることで、アクをしっかり取るため
③根元の固い部分を切り落とす
固い部分がついていない場合もあるようですが、たいてい切り口が変色していることが多いので、切り落としてしまいましょう。
④穂先を5cmほど斜めに切り落とす
皮が想像以上に固いです!(かぼちゃより固かったかも…)
くれぐれも気をつけてください!
⑤縦に1~2cmほど切り込みを入れる
実を切らないように縦に切り込みを入れます。
切り込みを入れる理由
- 皮の厚い穂先にも火が通りやすくなる
- 茹でた後に皮がむきやすくなる
⑥根元のつぶつぶを削り取る
生長とともに、根元のつぶつぶが大きく紫色になり、繊維質になってくるので削り取ります。
わたしは茹でてから取りましたが、生で固い場合は同じように茹でてからでも大丈夫だと思います!
⑦たけのこがすっぽり入るお鍋と落し蓋を用意する
たけのこがはみ出ないようにすべて入る大きさのお鍋と、茹でるときにたけのこが浮いてこないようにするための落し蓋を用意したら、アク抜き前の下準備は完了です!
落し蓋がない場合は、お鍋より一回り小さい蓋でOKです。
落し蓋をする理由
- たけのこが浮いて空気に触れると、酸化して黒くなってしまうから
6.たけのこのアク抜き6選
- ぬかを使う方法
用意するもの(目安)
- たけのこ2~3本(約400g/本)
- たけのこが浸かるだけの水
- ぬか1カップ(煎りぬかは不可)
- 赤唐辛子1本
①お鍋にたけのこを入れ、水、ぬか、赤唐辛子を入れます(赤唐辛子の種は取らなくてOK)。
赤唐辛子を入れる理由
- えぐみをやわらげる働きがあるといわれている
- しかし、入れる時と入れない時とで効果の違いは定かではないとのこと
②強火にかけ、沸騰させます。この時、ぬかが吹きこぼれやすいので注意してください。
③沸騰したら落し蓋をして、火を弱めます(吹きこぼれない程度にぐつぐつするくらい)。
④水が蒸発してたけのこが出るようなら、水を足し、1時間ほど煮ます。
⑤竹串で根元のあたりを刺し、すっと通ったら火を止めます。
⑥そのままお湯が冷めるまで待ちます(8時間以上が理想だそう)。
お湯が冷めるまで浸けておく理由
- 冷める過程でもアクが抜けるから
- 煮汁に出た旨味がたけのこに戻るから
- 重曹を使う方法
用意するもの
- たけのこ
- たけのこが浸かるだけの水
- 重曹(目安:水1Lあたり小さじ1)
①お鍋にたけのこを入れ、水、重曹を入れます。重曹が多いと茹で上がりが柔らかくなりすぎたり、重曹のにおいが残ったりするので注意してください。
②火にかけ、強火で沸騰させます。
③沸騰したら落し蓋をして、火を弱めます(吹きこぼれない程度にぐつぐつするくらい)。
④水が蒸発してたけのこが出るようなら、水を足し、1時間ほど煮ます。
⑤竹串で根元のあたりを刺し、すっと通ったら火を止めます。
⑥そのままお湯が冷めるまで待ちます。
- とぎ汁を使う方法
用意するもの
- たけのこ
- たけのこが浸かるだけのお米のとぎ汁(できるだけ濃いとぎ汁)
①お鍋にたけのこを入れ、お米のとぎ汁を入れます。
②火にかけ、強火で沸騰させます。
③沸騰したら落し蓋をして、火を弱めます(吹きこぼれない程度にぐつぐつするくらい)。
④水が蒸発してたけのこが出るようなら、水を足し、1時間ほど煮ます。
⑤竹串で根元のあたりを刺し、すっと通ったら火を止めます。
⑥そのままお湯が冷めるまで待ちます。
- お米を使う方法
用意するもの(目安)
- たけのこ
- たけのこが浸かるだけの水
- 生米大さじ4(無洗米は不可)
①お鍋にたけのこを入れ、水、お米を入れ、軽く混ぜます。
②火にかけ、強火で沸騰させます。
③沸騰したら落し蓋をして、火を弱めます(吹きこぼれない程度にぐつぐつするくらい)。
④水が蒸発してたけのこが出るようなら、水を足し、1時間ほど煮ます。
⑤竹串で根元のあたりを刺し、すっと通ったら火を止めます。
⑥そのままお湯が冷めるまで待ちます。
- 小麦粉を使う方法
用意するもの(目安)
- たけのこ2~3本(約400g/本)
- たけのこが浸かるだけの水
- 小麦粉1カップ
①お鍋に小麦粉を入れ、少量の水で溶いた後、たけのこ、残りの水を入れます。
②火にかけ、強火で沸騰させます。
③沸騰したら落し蓋をして、火を弱めます(吹きこぼれない程度にぐつぐつするくらい)。
④水が蒸発してたけのこが出るようなら、水を足し、1時間ほど煮ます。
⑤竹串で根元のあたりを刺し、すっと通ったら火を止めます。
⑥そのままお湯が冷めるまで待ちます。
- 大根おろし汁を使う方法
用意するもの(目安)
- たけのこ2~3本(約400g/本)
- 大根おろし汁400ml
- たけのこが浸かるだけの水
①お鍋にたけのこ、大根おろし汁を入れ、たけのこが浸かるだけ水を入れます。
②火にかけ、強火で沸騰させます。
③沸騰したら落し蓋をして、火を弱めます(吹きこぼれない程度にぐつぐつするくらい)。
④水が蒸発してたけのこが出るようなら、水を足し、1時間ほど煮ます。
⑤竹串で根元のあたりを刺し、すっと通ったら火を止めます。
7.たけのこの保存方法
たけのこが茹で上がり、しっかり冷めたら残りの皮をむいていろいろなお料理に使用できます。
一度で食べきれない分は、保存しておきましょう。
①蓋つきの容器に入れ、水に浸します。このとき、たけのこが水に完全に浸かるようにします。
②蓋をして、冷蔵庫に保管します。
③1日1回水を換えます。
この方法で、およそ1週間ほどもつそうです。
まとめ たけのこをおいしく食べよう
いろいろなアク抜き方法を見てきました。
ぬかや重曹だけでなく、お米や小麦粉など家によくあるものでもできるので、意外と気軽にトライできるのではないでしょうか。大根おろし汁とぬかのコンボでアク抜きする方法もあるそうです!
また、重曹よりもぬかの方が白くきれいにアク抜きができるようです。
わたしはお米のとぎ汁が一番楽にアク抜きできそうだったので、とぎ汁でやってみました。初めてでしたが簡単においしくできました。
最後までお読みいただきありがとうございました。何かのお役に立てればうれしいです!