スーパーなどで食品を買うとき、裏の表示を見て買っていますか?
自分や家族の健康を守るために重要な食品表示が、どんどん規制がゆるくなっているらしい…!
今回は、ゲノム編集食品について学びました。
ポイント
- 食品添加物表示が変わる
- ゲノム編集食品とは?遺伝子組み換え食品との違い
- エピゲノム編集など、ほかにも技術開発中
- 注意すべき食品5つ「トマト」「真鯛」「トラフグ」「トウモロコシ」「ヒラメ」
- これからは「オーガニック」も安心できない
「分別生産流通管理済み」と「遺伝子組み換え混入防止管理済み」どう違う?
食品添加物表示が変わる
今年2024年4月から、食品添加物表示でいうと
- 無添加
- 不使用
といった表示が禁止されるとのこと。
また逆に、「化学」「合成」「人工」といった表示も禁止されるので、
- 化学調味料
- 合成着色料
- 人工甘味料
といった表示がなくなるそう。
これは…何が安全でそうでないかがわかりづらくなって、何を買ったらいいのか困りそうです。
多国籍企業や大手食品メーカー、食品添加物メーカーからの圧力によって変更されるそうで、消費者の味方かと思っていた消費者庁は企業のために動いている様子。
(食品表示は消費者庁の管轄とのこと!)
添加物がわかっちゃうと消費者が買わなくなるから、という理由だそうですが、それは添加物に気をつける人が増えてきたということ…?
それならとてもいいことなのに、日本の経済社会、政府は逆行しているということなのか…?
確かに最近「国内生産」という表示が増えて、「これじゃあ国産なのか外国産なのかわからない~」と思っていました。これも、国産と勘違いして買う人も多くなりそうな変更ですが、実際には国産かどうかはわかりません。
また、いつも買っている納豆は「大豆(分別生産流通管理済み)」という表示に代わり、「これは遺伝子組み換えでない…のか?!」と意味がわからず買いづらくなっていましたが、こちらは「遺伝子組み換え不使用」の意味だそうです。買ってよかったのですね…。
ますます注意して、自分や家族の身は自分たちで守らなくてはいけません。
ちなみに、ゲノム編集食品に関しては、表示するかどうかの検討すら行われなかったそう。どういうことだ。
ゲノム編集食品とは?
ゲノム編集とは、標的の遺伝子を壊す技術だそうです。
ゲノム編集も遺伝子組み換えも同じ操作方法ですが、遺伝子組み換えはほかの生物の遺伝子を組み込むのでちょっと違うみたい。
でも、環境への影響や健康への安全性は未知であることは同じ。
にもかかわらず、「遺伝子組み換えではない」という理由で、ゲノム編集の表示義務はないそうです。
エピゲノム編集という技術もある
エピゲノム編集とは、DNA周囲のたんぱく質を変性させて、遺伝子の働きを止める技術。
このエピゲノム編集で魚や野菜、果樹が開発されているそうですが、ゲノム編集と同じ方法を用いるにもかかわらずゲノム編集とは異なるとして届け出さえも出さなくてよいとのこと。
規制逃れの技術がほかにもたくさん開発されているのだとか。
注意すべき食材
2023年10月の時点でしれっと市場に出回っているゲノム編集食品は以下の通り。
- トマト
- 真鯛
- トラフグ
- トウモロコシ
恐ろしいのが、このトマトの苗が全国の小学校や高齢者・障がい者施設に無料配布されていたり、トラフグがふるさと納税の返礼品になっていたり、無差別に手元に届くようになっていることです。
他にも、現在エピゲノム編集技術を使ってヒラメが開発されているそうです。
養殖のお魚は抗生物質を与えられていたり、どんなエサを与えられているのかわからなかったりもするので、やっぱり天然を選ばないといけませんね。
オーガニックも安心できない?
政府は「みどりの食料システム戦略」として、有機農業の面積割合を増やすことを決めました。
これだけ聞くとすごくいい取り組みのようですが、ここで想定されている有機農業は企業がバイオテクノロジーを駆使して行う大規模なもので、ゲノム編集やエピゲノム編集など、規制逃れした技術の使用を除外していません。
また、化学農薬は使いませんが、ゲノム編集と同様の技術を使った農薬は使えるようにしようとしているとのこと。
大きなスーパーでおいているようなオーガニック食材は、どうやら安心できなさそうです。
まとめ
改めて、日本の食卓の安全が政府によって脅かされていることを知りました~。
そして社会は本当に大事なことよりも、お金が中心で動いているということも…。
昔ながらの有機農業をしている農家さんを自分の目で探して、安心できる食材を買うことで、良いことをされている方たちを応援したいです!