最近白髪をなんとかしたい理系主婦です。
今回は、ずっと気になっていたノンシリコンシャンプーについて調べてみました。
なんとなくシャンプーを選んできたけれど、いったいどんなシャンプーが頭皮と髪にいいのか?
ひいてはそれが美肌につながるのか?
一緒に正しい知識をつけて頭皮を健康にし、美しい髪と肌を手に入れましょう!
この記事を読んでわかること
- シャンプーの種類とメリット・デメリット
- シャンプーの成分表の見方
- シリコンって何?
- ノンシリコンシャンプーがいいって本当?
- いいシャンプーを使うと美肌になる?
1.シャンプーの種類とメリット・デメリット
シャンプーはその洗浄成分(界面活性剤)の違いによって、大きく3つに分けられます。
- 高級アルコール系シャンプー
高級アルコールとは、炭素数6以上の一価アルコールの総称。
天然(動植物)油脂由来の脂肪アルコールと、石油化学製品由来の合成アルコールに分けられます。
メリット
- 洗浄力が強い
- 安価で大量生産できる
デメリット
- 刺激が強い場合がある
- 洗浄力が強すぎる場合がある
成分としては、
- ラウレス硫酸~
- ラウリル硫酸~
と書かれているものが、石油系シャンプーです。
CMで好きな女優さんが出ていたという理由だけで、20代まで長年使っていました。ドラッグストアなどで安く簡単に手に入るのも魅力的ですね。
しかし、洗浄力が高いので頭皮の脂など汚れが気になる人にはよいのかもしれませんが、あの黒い石油から作られていると知ってしまうと、個人的にはちょっと怖いかも…?
シャンプーの洗い残しも気になりますしね!
- アミノ酸系シャンプー
人間の皮膚や髪のたんぱく質を構成するアミノ酸と同じ成分が入っているシャンプーです。
人の肌と同じ弱酸性で、赤ちゃんにも使える優しい洗浄成分です。
メリット
- 適度な洗浄力
- 低刺激
- 洗った後のツッパリ感が少ない
- 高級アルコール系シャンプーより泡立ちは少ないが、気になるほど悪くはない
- 石けんシャンプーほど髪がきしまない
デメリット
- 高価
成分としては、
- ココイル(ヤシ油)~
- ラウロイル~
- ステアロイル~
- ミリストイル~
と書かれているものがアミノ酸系シャンプーです。
ただ、注意が必要なのは、アミノ酸の洗浄成分が少ししか入っておらず、残りは高級アルコールなのに、アミノ酸系シャンプーをうたっている場合があります。必ず成分表を見て、アミノ酸の洗浄成分が多いものを選びましょう。
成分表の見方はのちほどチェックしましょう!
- 石けんシャンプー
主に天然の油脂から作られた界面活性剤(石けん)を洗浄成分とするシャンプーです。
メリット
- 毛穴に詰まった皮脂まで洗浄できる
- 石油系の合成界面活性剤を含まないので、高級アルコール系シャンプーより刺激が少ない
デメリット
- 皮脂を落としすぎる場合がある
- 髪がきしみやすい
- 頭皮や髪に石けんが残りやすいので、入念なすすぎが必要
成分としては、
- 石けん~
- 脂肪酸~
と書かれているものが、石けんシャンプーです。
小さい頃にこの石けんシャンプー、使っていましたが、確かに頭が乾燥して髪がきしきしする感じがありました。
2.シャンプーの成分表の見方
食品の成分表示と同じで、シャンプーの成分表も含まれる成分の多い順に書かれています。
一般的に、先頭に水がくることが多く、その量は全成分の60~70%も占めます。
その次に界面活性剤の濃度が高く、だいたい3~5種類程度を混ぜ合わせています。
つまり、シャンプーはほとんど水と界面活性剤で構成され、洗浄成分である界面活性剤の種類でその特長が決まるのです。
したがって、先ほどの各シャンプーの成分をざっくりでも覚えておくと、自分でどのシャンプーを選ぶべきか判断できていいですね。
3.シリコンって何?
ところで、シャンプーと言えば「シリコン」「ノンシリコン」とよく耳にしますが、何のことなのでしょうか?
ここでいうシリコンは、正式にはシリコーンのことです。
化学的にシリコンとシリコーンは別物で、シリコンとはケイ素(Si)元素のこと。
一方、シリコーンは有機基と結合しているシリコンが、酸素を通して連なっている合成樹脂(高分子化合物)のことです。
シャンプーの話をする際に言われるシリコンはシリコーンのことですが、ここではわかりやすくシリコンと呼ぶことにします。
シリコンは化学的に非常に安定しており、シリコンを含むシャンプーを使うと、シリコンが髪のキューティクルを保護してくれるため、なめらかできしまない髪を実感できます。
4.ノンシリコンシャンプーがいいって本当?
これまで見てきたように、「シリコン」「ノンシリコン」とは、シャンプーの洗浄成分(界面活性剤)の種類に関係なく、「シリコンが入っているか入っていないか」ということを表しています。
なんとなく「ノンシリコンがいい」と思っていましたが、実際はどうなのでしょうか?
いろいろと調べましたが、どうやら「ノンシリコンがいい」というより、「シリコンが悪い」といううわさがあったそうです。
シリコンは毛穴を詰まらせるためとかなんとか…。
しかし、論文含めて調べてみても、どうやら科学的な根拠は今のところないようです。
エビデンスのない単なるうわさ、ということですね。
ただ一方で、赤ちゃんのシャンプーを選ぶ際はノンシリコンが推奨されているようですし(髪が傷んでいないのでシリコンは不要、ということのようですが)、シリコンが合成樹脂ということを考えると、個人的にはできる限りノンシリコンを選んだ方がいいのかな、と思いました。
つやつやの髪がいいのか、頭皮の方をより大事にしたいのか、シリコンを選ぶのかどうかは個人の判断、好み、目的による、という感じになりそうです。
5.いいシャンプーを使うと美肌になる?
高級アルコールの石油系シャンプーは、一番身近な存在と言えるでしょう。
しかし、これまで見てきたように、安価であるという大きなメリットがあるものの、石油製品を身体に使うことはあまり良いとは言えません(ちなみに、化粧品にもたくさん石油が使われているので注意)。
実際、石油系シャンプーをやめたら背中のニキビができなくなったという人もいるようです。
また、シャンプーを洗い流すときには背中だけでなく顔にも泡がつきますよね。
そういった意味では、天然由来成分からなるシャンプーの方が安全で健康的な頭皮・髪を育てることができるのではないでしょうか。
そして”いい”シャンプーで頭を洗うときは、ぜひ頭皮マッサージを習慣にしましょう。頭も顔も皮膚はつながっています。頭皮の老化は顔のしわやたるみなどを引き起こしかねません。
まとめ ノンシリコンのアミノ酸系シャンプーが安心
今回シャンプーについて相当調べましたが、個人的な独断としてはノンシリコンのアミノ酸系シャンプーが安心かな、と感じました。
見た目などの表面的なものよりも内からの美しさ、将来的な頭皮や髪の健康、ひいては肌の状態の方が、重要視しているためです。
もちろん安価に越したことはないのですが、背に腹は代えられないかな…。
ですが、考え方や重視するポイントは人それぞれ。ご自身にぴったり合ったシャンプーを選ぶ際に、この記事がお役に立てればうれしいです!
ちなみに、私と同じような考えの方におすすめのアミノ酸系シャンプーは、こちら。
こちらは詰替え用700mlで、楽天市場では最安ですが、Amazonの方が安価で購入可能です!
ボトル入りより詰替え用の方が安価なので、私はこれを別のボトルに入れ替えて使っています。くせつよ剛毛でもシャンプーのみでやわらかく手触りがよくなります。
他には、パブリックオーガニックのシャンプー&コンディショナーもおすすめのアミノ酸系シャンプーです。こちらはコンディショナーも必要になるため、単価でみるとPURE95の方が安価で済むかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。何かお役に立てたらうれしいです!