よくスキンケアの基本は「保湿」だと言われます。
きれいな肌のアイコンでもある女優の綾瀬はるかさんが、その美肌の秘訣を聞かれると必ず「保湿を心がけている」と答えられることは有名です。
では、「保湿」するためには何をしたらよいのでしょうか?
体を常に潤った状態に保つ方法
- 外から保湿する方法
- 化粧水、乳液、クリームなどを塗る
- 湿度を50~60%に保つ
- 内から保湿する方法
- 栄養バランスが整った食事を規則正しく摂る(グルコサミン、アセチルグルコサミン)
- 定期的に運動する
- 質の良い睡眠を十分とる
- ストレスをためない
「常に体が潤った状態にする」ということは、「水を飲む」「お風呂に入る」ということではありません。
理系主婦目線で調べた情報をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
外から保湿する方法
1.化粧水、乳液、クリームなどを塗る
入浴や洗顔後は、水分が蒸発し乾燥しやすいので、なるべく早く化粧水や乳液、クリームなどを塗って保湿しましょう。
顔だけでなく体も、ボディクリームやオイルを使用することが重要です。
この時使用するスキンケアアイテムは天然由来成分から作られたものが安心です。
2.湿度を50~60%に保つ
部屋が乾燥していると、肌の表面から水分が蒸発しやすくなります。
冬は空気が乾燥しやすく、夏も意外とエアコンにより室内は乾燥します。
そのため、部屋の湿度を上げるよう心がけましょう。理想は50~60%と言われており、湿度を上げる方法は以下の通りです。
- 加湿器を利用する
- 洗濯物を室内干しする
- 観葉植物を置く
- スチーマー(顔の保湿のみ)を使う
ちなみに、湿度が60%以上になるとカビが発生するリスクが高くなるので注意しましょう。
内から保湿する方法
1.栄養バランスが整った食事を規則正しく摂る(グルコサミン、アセチルグルコサミン)
食事から栄養をしっかり摂ることで、肌のバリア機能を高め、結果的に保湿力を高めることにつながります。
また、「肌の潤いを保つために水を飲む」と考えがちですが、水分を体内にとどめておく力がなければ美しい肌を保つことはできません。
したがって、水を抱える力のある細胞間物質であるムコ多糖の原料、「グルコサミン」「アセチルグルコサミン」を食べ物から意識的に摂取するとよいでしょう。
グルコサミン、アセチルグルコサミンを含む食材は以下の通りです。
グルコサミンを含む食材
- えびやカニなどの甲殻類の殻
- 牛、豚、鶏の軟骨
- うなぎ
- きのこ類
- オクラや山芋など
アセチルグルコサミンを含む食材
- エビやカニなどの甲殻類の殻
- きのこ類
- チーズ
食事内容だけでなく、規則正しく摂ることも大切です。
特に朝食を摂るようにすると、一日の新陳代謝を高めることができ、肌の健康を支え、潤いのある体を保つことができます。
2.運動する
定期的に運動することで血行が良くなり、肌の新陳代謝(ターンオーバー)を改善することができます。
また、運動はストレス発散にも良い手段です。
毎日でもよいですし、週に数回でも構いません。ウォーキングやストレッチなど軽い運動を継続することが重要です。
- 歩くときは早歩きで
- エスカレーターなどではなく階段を使用する
なども簡単に日々の生活に取り入れることができる方法です。
3.質の良い睡眠を十分とる
睡眠の質や量もまた、肌や全身の潤いやバリア機能を保つために見逃せない要素です。
質の良い睡眠をとるには
- 就寝3時間前から食べない
- 就寝2時間前に入浴する
- 就寝1時間前からスマホやテレビを見ない
他にも、朝食をしっかり摂ること、日中の適度な運動なども、質の良い睡眠につながります。
もっと詳しく知りたい方は、厚生労働相「健康づくりのための睡眠ガイド2023」も参考にしてください。
4.ストレスをコントロールする
日々の生活でストレスを感じると、血管収縮が起こり血流が悪化、体温も下がります。そうすると、新陳代謝も悪化し、肌にも体にもよくありません。
ストレスは溜めることなく、こまめに解消しましょう。
ストレス解消方法の例
- 休息、睡眠をしっかりとる
- 気の合う友人と会う
- 自然に触れる
- 深呼吸する
- 笑える映画やドラマなどを見る
- 体を動かす
まとめ
きれいな肌を保つには、結局のところ体の内から健康であることが重要だとわかりました。
常に体を潤った状態に保つために基本的なことを地道に続けていくことで、美肌だけでなく健康も手にすることができます。
ぜひ一緒に地道な努力を続けていきましょう。